繚乱狂宴
夢Ⅰ
孤独を求め、共存する。
これほどの矛盾があるだろうか。
――黙れ。
お前はヒトとは違う。
孤独を求めるのは、
別れるのを恐れているのではない。
軽視され、輪の中から追い出されることを恐れているのだ。
――違う。
後ろ指を指され、仲間内から外されるのを嫌うのか。
――違う、違う。
ヒトは幻影に憧れ続ける。
ヒトとして生きる幻影は楽しいか?
――五月蠅い五月蠅い!
誰とも関わらなければ、詮索されることはない。
孤独な『ヒト』として生きることができる。
でも、現実、お前は――――。