臆病な生徒会長

「今日はまだ帰らない。
それと、いつもいつも
くんな!」

悠はうんざりとした顔で、由美ちゃんに言った。


「いいじゃん!
中1の頃までは一緒に
帰ってくれてたじゃん」


そうそう、
二人は幼なじみです!


このやりとりって、
見てて飽きないんだよね。
それに、私にとっては、
助かる時間。

悠にとっては、
最悪な時間なんだよ。



これのおかげで私は毎回、説教から逃げれることができるわけです。

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