臆病な生徒会長



「冴塚・・・・雅?」





そこにいたのは紛れも無く、冴塚雅でした。







「宝石は私が持って来ています。どうぞ。」






そう言って近づいて来て、手の平を上にして合わせた手の中に三つ、ピンクの宝石があった。









「なんであなたが持っているの?」





新菜先輩の問い掛けに冴塚雅は十字架に近づきながら答えた。








「校長から生徒会室に入る許可をいただいたのでいったらテーブルの上にこれがあったので。」







校長と知り合いなの!?





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