臆病な生徒会長

−悠−


バレンタインから五日たった。


あの時以来、
織は俺を避けている。


目があえば急いでそむいて、
話かけても逃げたり他の人にといって話を強制的に終わらせる。



やっぱり・・・・・・
キスは・・・・・・
ダメだったかなぁ?

でも、織が悪いんだ。

俺が好きなのは織なのにさぁ、
誰が好きなの?
私応援する。

みたいな事言ったりするからだ・・・。

















「なぁ悠。
お前織ちゃんになんかしただろ?」


ギクッ


「なんでですか?」


雷先輩にだけは、
しられたくない。


「織ちゃんの様子があきらかにちがうから。」


「別に。
なにもないですよ。」


「俺昨日見てたんだよね。」



ガタガタガタッ!


「!?大丈夫?悠?
どうして椅子から落ちたの?」


「・・・・・・」



嘘・・・だろ?
雷先輩が・・・・・・見てた?


「よし、悠、保健室にいくぞ。新菜、お前は織ちゃんを捜してこい。」


「うん・・・わかった。」

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