散歩道



いつからかな


あなたが欲しくなったのは


あなたの関心を得たくて


あなたの目に映りたくて



少しでもあなたの心に入りたかった


少しでも「特別」になりたかった



手段を誤ったあたしは



なんてバカなんだろう



でもね



あなたはあたしに役目をくれた


「仕事」をくれた


あなたの役に立てることが


あたしの幸せだった



それだけで満たされていた



・・・気がしてた



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