就活ラブ -gleam-
友達のところに行こうかとも思ったけど、どちらも同じグループの子となにやら盛り上がっていたからやめた。
しばらくすると長田さんが友達と思われる子と一緒に部屋に入ってきた。
すぐに別れて席に戻ってきたので、俺は暇だし声を掛けてみた。
「さっき、眠たそうだったね」
すると長田さんは肩をびくっと震わせて、気まずそうに聞き返してきた。
「そんなにバレバレでした?」
「うん。何度も舟漕ぎそうになってたよ」
俺がそこまで言うと開き直ったのか、肩をすくめてかすかに笑った。
「長田さんは何学部なの?」
「経済学部」
それを聞いて、俺はアキちゃんのことを思い出す。
共通の話題ができそうなことに俺は浮かれた。
「おっ、じゃあさ!アキって子知ってる?俺のダチの彼女なんだよね」
しょっちゅう尚基の家に遊びに来るみたいで、あれからよく顔を合わせていた。
あいかわらず元気なやつ。
「あー、花田さんのことかなあ?」
そう。たしか花田亜希って言ってた。
「それそれ!T大ってああいう派手な子もいっぱいいんの?」
何回目かのときに初めてT大って聞いて、俺は相当驚いた。
だってアキちゃんはほぼ金髪で、「つけまつげ」が必需品ですって感じの子。
だからって中身は普通にいいやつだから特に気にしないけど。
しばらくすると長田さんが友達と思われる子と一緒に部屋に入ってきた。
すぐに別れて席に戻ってきたので、俺は暇だし声を掛けてみた。
「さっき、眠たそうだったね」
すると長田さんは肩をびくっと震わせて、気まずそうに聞き返してきた。
「そんなにバレバレでした?」
「うん。何度も舟漕ぎそうになってたよ」
俺がそこまで言うと開き直ったのか、肩をすくめてかすかに笑った。
「長田さんは何学部なの?」
「経済学部」
それを聞いて、俺はアキちゃんのことを思い出す。
共通の話題ができそうなことに俺は浮かれた。
「おっ、じゃあさ!アキって子知ってる?俺のダチの彼女なんだよね」
しょっちゅう尚基の家に遊びに来るみたいで、あれからよく顔を合わせていた。
あいかわらず元気なやつ。
「あー、花田さんのことかなあ?」
そう。たしか花田亜希って言ってた。
「それそれ!T大ってああいう派手な子もいっぱいいんの?」
何回目かのときに初めてT大って聞いて、俺は相当驚いた。
だってアキちゃんはほぼ金髪で、「つけまつげ」が必需品ですって感じの子。
だからって中身は普通にいいやつだから特に気にしないけど。