就活ラブ -gleam-
「なにそれ」とか「どこが楽しいの」とか散々言われるけど、やってみたら意外とはまるんだ。
3年の今では主将を務めているし、卒業するギリギリまで続ける気満々。
コンパス片手に山中を駆け回るわけだから木の枝だとかで擦り傷は絶えなくて、その度にマネージャーは手当てをさせろとうるさい。
他の部員は従ってる(むしろ可愛いマネージャーに手当てをしてもらいたい)みたいだけど、俺は血が出でもしない限りはそのままにしておく。
傷が残るといけないでしょって言うけど、男なんだからそれぐらいどうってことないし。
部活を終えて、下宿先にはトレーニングがてら歩いて帰宅。
するとA大の下宿生の多くが利用するスーパーの前で、同じ学部の尚基と遭遇した。
「よー、ダイ。部活帰り?」
そう声を掛けてきた尚基の格好を見て、俺は首を傾げた。
「おう。お前は?今日どっかのセミナーあったっけ?」
今はまだ夏休みだから、それほど多くのセミナーが開催されるとは思えない。
情報を張り巡らしていると自負する俺のスケジュール帳にはなにも書いてなかった。
「いや。今インターンやってんの」
「へえ。どこで?」
「フュージョン」
3年の今では主将を務めているし、卒業するギリギリまで続ける気満々。
コンパス片手に山中を駆け回るわけだから木の枝だとかで擦り傷は絶えなくて、その度にマネージャーは手当てをさせろとうるさい。
他の部員は従ってる(むしろ可愛いマネージャーに手当てをしてもらいたい)みたいだけど、俺は血が出でもしない限りはそのままにしておく。
傷が残るといけないでしょって言うけど、男なんだからそれぐらいどうってことないし。
部活を終えて、下宿先にはトレーニングがてら歩いて帰宅。
するとA大の下宿生の多くが利用するスーパーの前で、同じ学部の尚基と遭遇した。
「よー、ダイ。部活帰り?」
そう声を掛けてきた尚基の格好を見て、俺は首を傾げた。
「おう。お前は?今日どっかのセミナーあったっけ?」
今はまだ夏休みだから、それほど多くのセミナーが開催されるとは思えない。
情報を張り巡らしていると自負する俺のスケジュール帳にはなにも書いてなかった。
「いや。今インターンやってんの」
「へえ。どこで?」
「フュージョン」