ナルシストの隣
「目閉じてよ?まぁ、僕のキスする顔が見たいならそのままでもいいけど?」

得意げにそんな台詞を言った修平に対しては悔しかったけど、言われた台詞の恥ずかしさに顔を朱くして目を閉じた。


唇に柔らかい感触がしたかと思えば口の中に何か入ってきた。


ん?!


唇は離れたけど、本当にキスをしていたという証のように私の口の中にオレンジ味の飴玉が転がった。



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