ナルシストの隣
「今ので、10は好きになったでしょ?」

「…バカッ!」

拗ねて暴言を吐く私の言葉なんて全く気にしていない様子で、当然のように家の中に入って行く。

ちょっと?ここ私の家…

「さぁ!!セニョリータ!行こう!」

「何で勝手に入ってるの!」

「そんなの舞ちゃんのご両親に挨拶をする為に決まってるじゃん!」

挨拶!?

結婚するわけでもないのにまだ早いでしょ?!

懸命に止める私の努力も虚しく体を抱えられ自分の家に入る事になった。



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