ナルシストの隣

お久しぶりです…

どうやら、スタジオらしいその建物に榊さんと一緒に入ると、安易な気持ちでは会ってはいけない人物の姿が目に入ってきた。

何でここに…。

家の場所のついでに私の素性も調べたんだろうか?

だとしたら、無神経極まりない。

私の視線に気付いたらしく、その人物が近付いてきた。

「舞?」

「お久しぶりです。社長…」

挨拶はするものの気まずい雰囲気が漂う。



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