ナルシストの隣
榊さんは、私と社長の関係が気になったらしく色々聞いてきたが、興味本位で検索されるのは迷惑だから、笑顔でかわし、私をここへと招いた、張本人のもとへ向かった。

スタジオに入ると、真剣な顔をして仕事をしている修平の姿があった。

でも、私の姿に真っ先に気付いたのは昨日、名前を間違えた時に一番笑っていた人物だった。

「あっ、順平が来た〜!」

その人物は、笑いながら近付いてきた。

順平っていうのが彼の中での私の名前らしい。

会釈をして返すと、自己紹介をしてきた。



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