ナルシストの隣
時間を重ねるにつれて何だか違和感を感じた。

今日の修平はいつもと違う。

でも、何処が?

友達と話している姿を見ながら考える。

あっ、今ここに居るのはブラウン管の中の修平だからだ。

メンバーや私といる時の姿は全く垣間見る事も出来なくて、トークショーで見たあの光景が目の前にあった。

素の姿を見られる私は特をしているのかいないのか…

「ちょっと、お手洗い」

そう言って部屋を出た。

部屋に戻ると、必要以上に盛り上がっていて驚いた。

何の話かと尋ねても、教えてはくれなかった。



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