ナルシストの隣
「舞、ごめんね…
これじゃ、舞の申し出を受け入れた意味がないね。本当にごめん」
「私の方こそ…また社長を苦しませるような事になってしまって…すみません」
申し訳なさそうに謝る社長にそれ以上の態度で謝る。
しばらく沈黙が続き、それを破ったのは社長だった。
「なるべく事が大きくならないように、やってみるから…」
「…ありがとうございます」
「こんな時になんだけど、毎月、花ありがとうね。恵(メグミ)も寂しくないよ」
恵…
恵っていうのは、社長の一人娘であり、私が姉のように慕っていた人。
私のせいで亡くなった人。
私が殺したも同然な人――
.
これじゃ、舞の申し出を受け入れた意味がないね。本当にごめん」
「私の方こそ…また社長を苦しませるような事になってしまって…すみません」
申し訳なさそうに謝る社長にそれ以上の態度で謝る。
しばらく沈黙が続き、それを破ったのは社長だった。
「なるべく事が大きくならないように、やってみるから…」
「…ありがとうございます」
「こんな時になんだけど、毎月、花ありがとうね。恵(メグミ)も寂しくないよ」
恵…
恵っていうのは、社長の一人娘であり、私が姉のように慕っていた人。
私のせいで亡くなった人。
私が殺したも同然な人――
.