ナルシストの隣

我先に！と列ぶかと思いきや、みんな順番を譲っていっこうに握手をする気配がない。

何故だろう？

不思議に思いながら、一番前に列ぼうと歩き出すと、小さな声が聞こえた。

｢一番最後に握手してもらった方がいいよね！後ろに誰も居ないから少し長く話せるだろうしっ！｣

あぁ…そういう事か。だったら、私が一番に行きますよ。

自ら進んで前に出た私は、待ち構えているDarkの面々に向かって手を差し出した。

一人、二人、三人…と順に握手を済ませて、最後の四人目とも握手を終えて手を引っ込めようとすると、引き戻された。



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