テディベア
noise―雑音―
第1章【noizu―雑音―】
ギャハハハハ…
キモッ…
ワケワカンナーイ…
学校の休み時間、
教室はノイズ(雑音)でいっぱいで
私は耳を塞ぎたくなる。
聞いてると頭が痛くなる。
鳴り止むことのない音達が
私の頭をおかしくする。
いや…私がおかしいんじゃない
この世がおかしいんだ。
なんで私の周りは
こんなうるさくて最低な奴等しか
居ないのだろう。
―ガタッ
教室のノイズ(雑音)に絶えられなくなって
私は教室を出ようと思い、
席を立った。
―ドンッ!!…
ドアの手前で同じ組の女子がぶつかって来た。
いかにも性の悪そうな奴
「痛っ!…うわっ、触っちゃったぁ。キモーい!」
本当にこの世は
最低な奴しか、イナイ。