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10章 新入生
月曜日。
浮かない気持ちで迎えた放課後。
重い足取りで部室に向う。
ん?
なんだか賑やかだぞ?
道場の周りを、真新しい制服に身を包んだ男女がわいわい群がっていた。
あ。
そっか。
新入生。
剣道部の見学に来てるんだ。
それにしても、やけに多いよね。
しかも女子が。
新入生がのぞいている道場の中に目をやる。
タイスケ。
と、カツヤ。
がいた。
手前を陣取っている、きらびやかなタイプの女子達。
明らかに剣道部に入るってキャラじゃないよね。
お目当て男子を見に来てるって感じ丸出し。
耳元でこそこそ話しては、「かっこいい!」なんて小声で話してる。
なるほどね。
さすが、カツヤ。
新入生にも既にその存在をとどろかしているのかぁ。
確かに、普通にかっこいいもんね。
私は、その彼女なんだぞ!
なんて、ちょっと誇らしげな気持ちになる。
浮かない気持ちで迎えた放課後。
重い足取りで部室に向う。
ん?
なんだか賑やかだぞ?
道場の周りを、真新しい制服に身を包んだ男女がわいわい群がっていた。
あ。
そっか。
新入生。
剣道部の見学に来てるんだ。
それにしても、やけに多いよね。
しかも女子が。
新入生がのぞいている道場の中に目をやる。
タイスケ。
と、カツヤ。
がいた。
手前を陣取っている、きらびやかなタイプの女子達。
明らかに剣道部に入るってキャラじゃないよね。
お目当て男子を見に来てるって感じ丸出し。
耳元でこそこそ話しては、「かっこいい!」なんて小声で話してる。
なるほどね。
さすが、カツヤ。
新入生にも既にその存在をとどろかしているのかぁ。
確かに、普通にかっこいいもんね。
私は、その彼女なんだぞ!
なんて、ちょっと誇らしげな気持ちになる。