2/3友達
更衣室でさくっと着替えて、私も道場へ向った。
タイスケとカツヤ以外にも、既に何人かの後輩男子達が道場で準備体操をしていた。
後輩達は、これまた明らかに新入女子達の存在を意識しまくってる。
誰も、君らなんて見てないっての。
吹き出しそうになりながら、お面と竹刀を下に置いた。
「あの子、めちゃかわいいよな。」
後輩達のひそひそ声が聞こえてきた。
「そうそう。俺もそう思ってたよ。あの一番右端の子だろ?」
「おお。あんなかわいい子見たことないよな。」
「あの子、マネージャーとかやってくんないかなぁ。」
「ほんとほんと、そしたら、俺絶対部活さぼらないのにさ。」
ちっ。
何ふざけたこと言ってんの。
心の中で後輩達の会話を舌打ちして聞いていた。
一番右端?
ちょっと気になって、顔を上げた。
ははぁん。
確かに。
なんていうの、全体的に色素が薄いっていうか。
天然で薄い茶色の髪の色。
ふわふわっとしていて。
色白で、瞳が薄い茶色で。
頬がピンクに染まってて。
手足が細くて。
お人形さんみたい。
男子達が釘付けになるのも無理はない。
「可憐」という言葉は、彼女のために作られたのではないかと思うほどだった。
私がいくら逆立ちしたって、整形したって、到底たどり着けないタイプ。
いいよねぇ。
一度はあんな風になってみたいものだよ。
それにしても、あの子は誰目当て?
やっぱりカツヤ?
「よっ。ハルナじゃんよ!」
そう威勢のいい声で、その可憐な女子に近づいていったのは・・・
紛れもなくタイスケだった。
タイスケとカツヤ以外にも、既に何人かの後輩男子達が道場で準備体操をしていた。
後輩達は、これまた明らかに新入女子達の存在を意識しまくってる。
誰も、君らなんて見てないっての。
吹き出しそうになりながら、お面と竹刀を下に置いた。
「あの子、めちゃかわいいよな。」
後輩達のひそひそ声が聞こえてきた。
「そうそう。俺もそう思ってたよ。あの一番右端の子だろ?」
「おお。あんなかわいい子見たことないよな。」
「あの子、マネージャーとかやってくんないかなぁ。」
「ほんとほんと、そしたら、俺絶対部活さぼらないのにさ。」
ちっ。
何ふざけたこと言ってんの。
心の中で後輩達の会話を舌打ちして聞いていた。
一番右端?
ちょっと気になって、顔を上げた。
ははぁん。
確かに。
なんていうの、全体的に色素が薄いっていうか。
天然で薄い茶色の髪の色。
ふわふわっとしていて。
色白で、瞳が薄い茶色で。
頬がピンクに染まってて。
手足が細くて。
お人形さんみたい。
男子達が釘付けになるのも無理はない。
「可憐」という言葉は、彼女のために作られたのではないかと思うほどだった。
私がいくら逆立ちしたって、整形したって、到底たどり着けないタイプ。
いいよねぇ。
一度はあんな風になってみたいものだよ。
それにしても、あの子は誰目当て?
やっぱりカツヤ?
「よっ。ハルナじゃんよ!」
そう威勢のいい声で、その可憐な女子に近づいていったのは・・・
紛れもなくタイスケだった。