2/3友達
2章 後輩
紙袋にずしりと入った問題集をタイスケから手渡された。
「これ、全部春休み中に一通りやるんだぜ。」
「一通りって!絶対むりだって。」
「んなことない。1日10ページずつやりゃ、なんとか目処がつく。」
「1日10ページ?そんな時間どこにあるってのよ。」
「お前、暇だろ。それくらいの時間いくらでもあるじゃんよ。」
「暇って。私のことどんなけ知ってるってのよ。」
ふくれっつらでタイスケを睨んだ。
タイスケは一瞬口をつぐむ。
「ま、お前のことなんて、ほとんど知らないけどさ。」
そんなにシュンとした顔すんなっての。
「とりあえずさ、俺が毎日10ページやった中でわかんなかったとこは教えてやるから、まかしとけ。」
まかしとけって。
毎日・・・?
「毎日ってどういうことよ。」
上目使いでおそるおそる聞いた。
「毎日図書館通うぞ。そこで一緒にやるんだ。この問題集。」
はぁ!!!?
目の前がくらっとする。
せっかくの春休み。
なんでタイスケと毎日図書館に通わないといけないわけ?
その時、タイスケが私を飛び越えた先に視線を向けた。
「おっ。お前も来てたのか。」
お前も来てた?
ゆっくりと振り返る。
そこには山内カツヤが立っていた。
「これ、全部春休み中に一通りやるんだぜ。」
「一通りって!絶対むりだって。」
「んなことない。1日10ページずつやりゃ、なんとか目処がつく。」
「1日10ページ?そんな時間どこにあるってのよ。」
「お前、暇だろ。それくらいの時間いくらでもあるじゃんよ。」
「暇って。私のことどんなけ知ってるってのよ。」
ふくれっつらでタイスケを睨んだ。
タイスケは一瞬口をつぐむ。
「ま、お前のことなんて、ほとんど知らないけどさ。」
そんなにシュンとした顔すんなっての。
「とりあえずさ、俺が毎日10ページやった中でわかんなかったとこは教えてやるから、まかしとけ。」
まかしとけって。
毎日・・・?
「毎日ってどういうことよ。」
上目使いでおそるおそる聞いた。
「毎日図書館通うぞ。そこで一緒にやるんだ。この問題集。」
はぁ!!!?
目の前がくらっとする。
せっかくの春休み。
なんでタイスケと毎日図書館に通わないといけないわけ?
その時、タイスケが私を飛び越えた先に視線を向けた。
「おっ。お前も来てたのか。」
お前も来てた?
ゆっくりと振り返る。
そこには山内カツヤが立っていた。