2/3友達
とりあえず、家に連絡しなくちゃ。
携帯を濡れたカバンから取り出す。
携帯まで濡れてるよ。。。
家にかけようとしたのに、かからない。
「やば。壊れてる。」
「うそ。じゃ、うちの電話使いなよ。」
カツヤに促されて、リビングにあった電話を借りた。
「もしもし。」
「ナツミ?ナツミなの?こんな時間まで連絡もなしで、何してるの!」
明らかに怒り心頭なお母さんの声が耳もとで響いた。
そりゃそうだよね。
「ごめん。友達のうちにお邪魔してて、帰ろうと思ったら急に豪雨に見舞われて、また友達のうちにいるの。」
「友達って?」
一番聞いてほしくないことを聞いてくるのがお母さんだ。
「え、同じ部活の後輩。」
「誰?」
「お母さんの知らない人。」
「女の子なの?」
そこまで聞いてくるか・・・。
「うん。」
小さな声でうなずいた。
こういう時も、嘘がつけない自分が腹立たしい。
っていうか、全然やましいこともないわけで。
嘘をつくこともないのに。
嘘をついたことで、ものすごくやましいような気持ちになってくる。
携帯を濡れたカバンから取り出す。
携帯まで濡れてるよ。。。
家にかけようとしたのに、かからない。
「やば。壊れてる。」
「うそ。じゃ、うちの電話使いなよ。」
カツヤに促されて、リビングにあった電話を借りた。
「もしもし。」
「ナツミ?ナツミなの?こんな時間まで連絡もなしで、何してるの!」
明らかに怒り心頭なお母さんの声が耳もとで響いた。
そりゃそうだよね。
「ごめん。友達のうちにお邪魔してて、帰ろうと思ったら急に豪雨に見舞われて、また友達のうちにいるの。」
「友達って?」
一番聞いてほしくないことを聞いてくるのがお母さんだ。
「え、同じ部活の後輩。」
「誰?」
「お母さんの知らない人。」
「女の子なの?」
そこまで聞いてくるか・・・。
「うん。」
小さな声でうなずいた。
こういう時も、嘘がつけない自分が腹立たしい。
っていうか、全然やましいこともないわけで。
嘘をつくこともないのに。
嘘をついたことで、ものすごくやましいような気持ちになってくる。