2/3友達
「大丈夫だって、俺、きちんと説明するから。」
カツヤは私の両肩を抱いて、しっかりと目を合わせた。
不謹慎にも、その目にドキッとする。
そして、何も言えなくなってしまった。
「俺たちは、今日でおしまいだけど、だからこそ、最後くらい男として俺を信じて。」
はぁ。
信じたいけど、うちの母親にかかったら、そう簡単にいくもんなのかなぁ。
なんとかため息を押さえてうなずいた。
濡れた制服をカツヤからもらったビニル製のバックに詰め込んで、玄関を出た。
ふわりとなま暖かい風が頬を撫でていった。
この湿気。
なんとも気持ち悪い。
この先のことを考えると一層嫌な気持ちになってしまうわけで。
横を見ると、カツヤが意気揚々と夜空を見上げていた。
「嘘みたいな夜空だね。」
言われて見上げると、先ほどの雨雲はどこへやら、澄み渡った星空が広がっていた。
「ほんと。」
その星空に少しの希望を見いだし、カツヤと駅に向かって歩いていった。
きっと、わかってもらえるよね。
だって、あの雷雨じゃどうしようもなかったんだもの。
カツヤは私の両肩を抱いて、しっかりと目を合わせた。
不謹慎にも、その目にドキッとする。
そして、何も言えなくなってしまった。
「俺たちは、今日でおしまいだけど、だからこそ、最後くらい男として俺を信じて。」
はぁ。
信じたいけど、うちの母親にかかったら、そう簡単にいくもんなのかなぁ。
なんとかため息を押さえてうなずいた。
濡れた制服をカツヤからもらったビニル製のバックに詰め込んで、玄関を出た。
ふわりとなま暖かい風が頬を撫でていった。
この湿気。
なんとも気持ち悪い。
この先のことを考えると一層嫌な気持ちになってしまうわけで。
横を見ると、カツヤが意気揚々と夜空を見上げていた。
「嘘みたいな夜空だね。」
言われて見上げると、先ほどの雨雲はどこへやら、澄み渡った星空が広がっていた。
「ほんと。」
その星空に少しの希望を見いだし、カツヤと駅に向かって歩いていった。
きっと、わかってもらえるよね。
だって、あの雷雨じゃどうしようもなかったんだもの。