2/3友達
17章 それでも・・・
更衣室には既に何人かの同級生や後輩達が着替えをしていた。
「ちーっす。あれ?ナツミ泣いてる?」
気が付かなきゃいいのに、目ざとく同級生のカナが声をかけてきた。
「ちょっと目にゴミが入っちゃってさー。」
わざとらしい言い訳。
「ふうん。ならいいんだけど。」
カナもいつもと違う私の雰囲気に何かを感じたのか、そのまま自分のロッカーにひきさがった。
正直、今日は部活、休みたい。
タイスケと顔を合わせるのが辛いし、何よりハルナとタイスケが一緒にいるところを見たくなかった。
きっと、二人を目の前にして平静でいられないと思うから。
たぶん、私の人生の中で初めての告白。
見事に惨敗。
友達として付き合ってきた人への告白って、破れるとこんなにもきついものなんだ。
ふぅ。
何度もため息が出た。
ようやく着替え終わり、重たい足をひきずって道場に向かった。
「こんちわー。」
まず最初に明るく声をかけてきたのは、一番会いたくないハルナだった。
ハルナの方を見ずに、少しだけ頭をこくりとして、そそくさと道場に足を踏み入れた。
「ちーっす。あれ?ナツミ泣いてる?」
気が付かなきゃいいのに、目ざとく同級生のカナが声をかけてきた。
「ちょっと目にゴミが入っちゃってさー。」
わざとらしい言い訳。
「ふうん。ならいいんだけど。」
カナもいつもと違う私の雰囲気に何かを感じたのか、そのまま自分のロッカーにひきさがった。
正直、今日は部活、休みたい。
タイスケと顔を合わせるのが辛いし、何よりハルナとタイスケが一緒にいるところを見たくなかった。
きっと、二人を目の前にして平静でいられないと思うから。
たぶん、私の人生の中で初めての告白。
見事に惨敗。
友達として付き合ってきた人への告白って、破れるとこんなにもきついものなんだ。
ふぅ。
何度もため息が出た。
ようやく着替え終わり、重たい足をひきずって道場に向かった。
「こんちわー。」
まず最初に明るく声をかけてきたのは、一番会いたくないハルナだった。
ハルナの方を見ずに、少しだけ頭をこくりとして、そそくさと道場に足を踏み入れた。