2/3友達
4章 突然の告白
それから、3日続けて大学の図書館に通い、今日は久しぶりの部活。

部活もちょっとした息抜きになるよね。

でも、こうやって毎日勉強するようになってから、勉強しない時間がとてももったいない。

気づいたら、勉強が趣味みたいになってた。

今までわからなかった問題がわかるようになるっていう快感。

初めてかも。

これもタイスケのお陰かな。

部活は午前中だけだから、午後からはまた図書館に行こう。

タイスケも行くかな?


洗い立ての剣道着入れを肩から斜めがけにもって、背中のリュックにはしっかり問題集と参考書を入れてきた。

ようやく部室について、更衣室に入ろうとしたとき、後ろから呼び止められた。

「ちっす。」

振り返ると、カツヤがにんまり笑って立っていた。

「あ。」

思わず、食堂の窓からみた光景が頭の奧に広がって顔が熱くなった。

「あれから、タイスケさんと勉強がんばってるんっすか?」

「うん。まぁね。」

「やっぱ、ナツミさんってタイスケさんと付き合ってるんでしょ?」

な。

唐突だなぁ。

思わず周囲を見回す。

よかった。まだ誰も来てないみたい。

「まさか。」

少し強い口調で言った。

「そうなんすか?」

カツヤは私の顔をのぞきこんだ。

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