2/3友達
振り返ると、タイスケが憮然とした表情で仁王立ちしていた。
げっ。
なんでまたこのタイミングで戻ってきてんのよ。
帰ったんじゃないの?
カツヤはさすがに少しひきつった顔をしていた。
「ち、ちーっす。タイスケさんもどうして・・・。」
私がフォローを入れる間もなくタイスケは言いはなった。
「俺?毎日こいつとここで勉強してんだ。」
「ま、毎日ですか?」
「おう。悪いか?」
カツヤはだまって私の方を見た。
「・・・タイスケさんとナツミさんって付き合ってるんっすか?」
カツヤはゆっくりと聞いた。
私の方を向きながら、タイスケに向って。
なんだか心臓が痛い。
タイスケはなかなか答えようとしなかった。
苦しい。
なんだ、これは。
早く言えっての。
「俺とナツミは、」
鼓動が次第に早くなっていく。
どうして?
「ダチだよ。」
肩の力が抜けると同時に、気持ちの真ん中も一緒に抜けていった。
そりゃ、そうだよ。
うん。
タイスケの言ってることは間違いじゃない。
カツヤは続ける。
「ダチって・・・。毎日会ってるのに?」
「ダチだったら毎日会っちゃいけないのかよ。」
「そんなことはないけど。でも、同性じゃないわけだし。」
「異性でダチになっちゃいけないかよ。」
怖くてタイスケの顔が見れなかった。
タイスケと私は友達。
そうだよ。
それは理解してる。
はず。
げっ。
なんでまたこのタイミングで戻ってきてんのよ。
帰ったんじゃないの?
カツヤはさすがに少しひきつった顔をしていた。
「ち、ちーっす。タイスケさんもどうして・・・。」
私がフォローを入れる間もなくタイスケは言いはなった。
「俺?毎日こいつとここで勉強してんだ。」
「ま、毎日ですか?」
「おう。悪いか?」
カツヤはだまって私の方を見た。
「・・・タイスケさんとナツミさんって付き合ってるんっすか?」
カツヤはゆっくりと聞いた。
私の方を向きながら、タイスケに向って。
なんだか心臓が痛い。
タイスケはなかなか答えようとしなかった。
苦しい。
なんだ、これは。
早く言えっての。
「俺とナツミは、」
鼓動が次第に早くなっていく。
どうして?
「ダチだよ。」
肩の力が抜けると同時に、気持ちの真ん中も一緒に抜けていった。
そりゃ、そうだよ。
うん。
タイスケの言ってることは間違いじゃない。
カツヤは続ける。
「ダチって・・・。毎日会ってるのに?」
「ダチだったら毎日会っちゃいけないのかよ。」
「そんなことはないけど。でも、同性じゃないわけだし。」
「異性でダチになっちゃいけないかよ。」
怖くてタイスケの顔が見れなかった。
タイスケと私は友達。
そうだよ。
それは理解してる。
はず。