終わらない物語
手紙には、こう書かれていた。
『天館愁様
本日、「バー・ナイトダーク」にてパーティを行います。ぜひご参加ください。』
やはり、この封筒は、愁に宛てたものだった。
「バー・ナイトダーク」は、最近できたバーで、暗く、陰気な雰囲気が漂っているため、あまり客が入っている様子はない。愁の悪友たちも、そこには入ろうとはしなかった。
普通であれば、そんな奇妙な場所への、しかもどのように届けられたかも分からない奇妙な手紙での「招待」なんて、行く気にはならないだろう。
しかし、愁はこの不気味な「招待」という名の呼び出しに、心を引きつけられていた。
重かった身体が、軽くなった気さえしていた。
愁は封筒に手紙を戻すと、その真っ黒い封筒だけを手に取り、部屋を出た。
『天館愁様
本日、「バー・ナイトダーク」にてパーティを行います。ぜひご参加ください。』
やはり、この封筒は、愁に宛てたものだった。
「バー・ナイトダーク」は、最近できたバーで、暗く、陰気な雰囲気が漂っているため、あまり客が入っている様子はない。愁の悪友たちも、そこには入ろうとはしなかった。
普通であれば、そんな奇妙な場所への、しかもどのように届けられたかも分からない奇妙な手紙での「招待」なんて、行く気にはならないだろう。
しかし、愁はこの不気味な「招待」という名の呼び出しに、心を引きつけられていた。
重かった身体が、軽くなった気さえしていた。
愁は封筒に手紙を戻すと、その真っ黒い封筒だけを手に取り、部屋を出た。