終わらない物語
「うっわ、なにコイツ。すっごいヤな感じ。」
自分の攻撃があまり効かなかったことが気に食わないのか、理杏が顔をしかめた。
「そいつの表面は何か硬いものでできているらしいんだ。だから愁の剣もあまり効かなかったし、俺の弾は…何でか跳ね返されるし…」
敬治が悔しそうに顔を歪める。
「へぇ…随分とめんどくさそうな奴なんだな。」
瑞樹が呟いた。
その顔には、何かを企むような笑みさえ浮かんでいる。
そして、その目は獲物を見つけたハンターのそれとよく似ていた。
普段の瑞樹ではない。
ボクサーとしての瑞樹の顔である。
自分の攻撃があまり効かなかったことが気に食わないのか、理杏が顔をしかめた。
「そいつの表面は何か硬いものでできているらしいんだ。だから愁の剣もあまり効かなかったし、俺の弾は…何でか跳ね返されるし…」
敬治が悔しそうに顔を歪める。
「へぇ…随分とめんどくさそうな奴なんだな。」
瑞樹が呟いた。
その顔には、何かを企むような笑みさえ浮かんでいる。
そして、その目は獲物を見つけたハンターのそれとよく似ていた。
普段の瑞樹ではない。
ボクサーとしての瑞樹の顔である。