終わらない物語
「唯華と私はここに着くまでの間、シャドウには遭わなかった…つまりは私たち六人が、この中の誰かと一緒じゃないと、シャドウは現れない。」
「まぁ…確かに学校では出なかったな。」
首をひねりながら言う瑞樹を尻目に、結月は仮説を続けた。
「理杏と立原はゲーセンでも襲われてるから、シャドウは屋内でも活動できる。ただ…唯華と私はこの店の前で会ってすぐ中に入ったけど、あなたたちが来るまでの15分間、シャドウは現れなかった…。」
「う~ん、そう言われればそうかもしれないけどさぁ…なんかこじつけっぽくない?」
「だから『仮説』なのよ…。」
いまいち納得がいかない様子の理杏に、溜め息をつきながら結月が答えた。
「まぁ…確かに学校では出なかったな。」
首をひねりながら言う瑞樹を尻目に、結月は仮説を続けた。
「理杏と立原はゲーセンでも襲われてるから、シャドウは屋内でも活動できる。ただ…唯華と私はこの店の前で会ってすぐ中に入ったけど、あなたたちが来るまでの15分間、シャドウは現れなかった…。」
「う~ん、そう言われればそうかもしれないけどさぁ…なんかこじつけっぽくない?」
「だから『仮説』なのよ…。」
いまいち納得がいかない様子の理杏に、溜め息をつきながら結月が答えた。