終わらない物語


その一方で、愁はほっとしたような、寂しいような、複雑な気持ちを抱えていた。




人との関わりを好まなかった愁だったが、ここに集まり、共にシャドウと戦う仲間がいることが、苦痛では無くなっていた。


むしろ、六人でいることが自然な気さえしていたのだ。




まだ二日しか経っていないが、この短い時間の中で、愁の心には確実に変化が起きていた。



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