終わらない物語
「さっすが唯華ちゃん!いいこと言うねぇ!よし、俺もやるぜ!」



少しおどけた様子で、敬治が唯華に続いて名乗りをあげた。




「理杏も~…やろっかな~?」



「おい!理杏!!」




止めさせようと声を荒げた瑞樹を、理杏は睨みつけた。




「だ~って、目に見えないヤツらに黙ってやられるなんて、性に合わないんだもん!だったら、理杏がやっつけてやるんだから!」



瑞樹が溜め息をついた。

理杏は、言い出したら聞かない性格なのだろう。


「…分かった。俺もやるよ。」





「あたしも参加させてもらうよ。見えない敵に脅かされるなんて、趣味じゃない。」



理杏に目配せしながら、結月も加わった。




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