終わらない物語



先に動いたのは、シャドウの方だった。




それまでの動きよりも遥かに速く、シャドウは敬治に襲いかかる。




その動きに、一瞬反応が遅れた敬治は、ついていくことができない。






目を逸らしてはいけない…


援護をしなければいけない…





頭では分かっていたが、唯華も結月も、思わず顔を背けていた。




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