終わらない物語
愁は普段、「家族」が寝静まる深夜に家へ帰り、「家族」が全員出かけた後に家を出て、学校にむかう。


遅刻してしまうが、愁はそれほど真面目ではないので、そのことを全く気にしてはいなかった。



彼にとって重要なのは、学校に決められた時間通りに行くことではない。



できる限り、「家族」に会わないようにすることなのだ。
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