こんなに好きなのに━番外編━
「晃といるの見て…やきもち妬いてた…お前らなかいいしお似合いだし。大人なのに格好悪いよな…おれ。でも、それぐらい嘉香が好きなんだ…」
やきもちなんて…晃は友達なのに…泉。嬉しいよ。私
「せ、泉っ。私だって…池野先生と泉がお似合いだからっ…っ」
「池野?あいつなら彼氏いるぞ。」
「え?」
「それに、あいつは俺らの関係知ってるんだ。」
「えぇぇーっ!!」
「だから心配すんな…」
「う、ん。」
良かった…
池野先生、彼氏いたんだ…
私は安心して座ろうとしたとき…泉が私に目線を合わせた。
「…嘉香、おれと付き合ってくれますか?」
真剣な顔の泉…
「はい。」
当たり前だよ…バカ。
「嘉香、結婚しよ。」
「え?」
「学校辞めろなんて言えねぇ…でも、お前と一緒にいたいんだ。だから、結婚しよ。」
「泉…私、学校辞めて泉のお嫁さんになる。」
「嘉香…」
「一緒にいたいもん…泉の…」
「嘉香…ありがとう。」
泉はそう言ってぎゅっと私を抱きしめた…泉…。