こんなに好きなのに━番外編━



理科研究室には誰もいなくて二人だけの空間が私には凄く重たく感じた…


「……………」


「授業、サボり何回めだ?」


「……………」


「二学期ももぅ終わるぞ。お前が授業に出たのはたった三回…どうするつもりなんだ?」


「……………」


「樋ノ内」


「……………」


「嘉香っ!!」


「っ…何もわかってないくせに……先生ずらしないでよっ!」


「…………」


「私がどんな気持ちで学校に来てるかわかってる?私が……」


「樋ノ内…先生にそんな口きいていいのか?お前は生徒会で生徒の手本になる人物だろうが…」


「…私は生徒の手本になりたいわけじゃない…生徒の手本だったら………」


「ふっ…」




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