【キミに伝えたくて…】~執事に恋したお嬢様~


「でも、こんな状態じゃ意味がないじゃない!

私は…少しでも早く、奈々に記憶を取り戻してほしいの…」


「真宝…」




外はすでに、真っ暗。


冷たい北風が、秋の終わりを匂わせる。




もうすぐ冬がやって来る。


温かい想いと冷たい心を北風にのせ…


冬が、やって来る。




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