【キミに伝えたくて…】~執事に恋したお嬢様~
「はじめまして、結城 奈々様。私、真宮 隼人(マミヤ ハヤト)と申します」
「………は?」
気づけばあたしの目の前に、一人の執事が立っていた。
見上げるほど背が高くて
惹きつけられるような綺麗な瞳
眩しい笑顔はどこか懐かしい。
「結城様は執事をお探しになっておられるとお聞きしました。
どうかこの私を、結城様の執事としてお仕えさせていただけませんか…?」
「…えっと、あの…その…「いいじゃないっ!」