【キミに伝えたくて…】~執事に恋したお嬢様~


信じたい。


自分を。


自分の、決断を。




きっとこれで良かったんだ。


これが一番良かったんだ。




あたしにとっても


結城財閥にとっても


…南にとっても。




「今夜は楽しいパーティーになりそうだわ」


エミリさんが、言う。




「…そう、ですね」


あたしは、答える。




今にも溢れてしまいそうな

決意の涙を堪えて。




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