【キミに伝えたくて…】~執事に恋したお嬢様~


「私ね、あなたがここに来ることを学園長から聞いて、とても楽しみにしていたのよ」




艶やかな彼女の笑顔の裏に、隠れていたのは乙女の心。




「よろしくね、奈々ちゃん。仲良くしましょう?


…南さんも」




あたしは…

まだ、知らない。












RRRRR──…


「もしもし…」












まだ…

何も、知らない…。




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