【キミに伝えたくて…】~執事に恋したお嬢様~


「こちらが奈々様の誕生パーティーの会場でございます」


「…誕生パーティー?」




訳のわからないまま、どんどん奥へと進んで行く。




やっとたどり着いた…

突き当たりの扉。




南がそっと、手をかける。




両開きの扉が、少しずつ、ゆっくりと開いていく──…




「奈々様、どうぞこちらへ」




…待ちに待った、対面だった。




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