【キミに伝えたくて…】~執事に恋したお嬢様~


ハヤト………?


あたしが追いかけているのは、ハヤトっていう人なの?




「……様っ!奈々様っ!!!」


「み…なみ…?」




目を覚ましたあたしは、何故かベッドの上にいた。


心配そうに顔を覗くのは、あたしの執事。




手…握っててくれたんだ。


「ありがとう、南。あたし、もう大丈夫だよ?」


「奈々様…申し訳ございません。私が側についていなかったせいで奈々様が…」




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