【キミに伝えたくて…】~執事に恋したお嬢様~


本当はなんとなく、気づいていた。


南とエミリさんが繋がっていること。


連絡を取り合っていること。


まさか…

二人っきりで会っているとは思いもしなかった。




エミリさんの前だと南の様子がおかしいのは、そういうことだったんだね…




あたし、もうこれ以上南の隣には居られない。


あたし、もうこれ以上二人の仲を引き裂いたりなんてできないよ…。


だから──…




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