【キミに伝えたくて…】~執事に恋したお嬢様~


あたしだって…

今すぐにでも泣きたいよ…




「真宝…今日の放課後、空いてる…?話したいことがあるの」


「えぇ。もちろん!」


怒ると恐いお嬢様も

今は優しい天使の微笑み。




良かった。

真宝がいてくれて。


そうじゃなかったらあたし…

この状況に耐えられなかったかもしれない。


…ううん。

きっと、耐えられなかった。




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