めめめぃどッ、

「こちらで…」

連れて来られたのはいつも入ることが
禁止されている部屋だった。

カチャ

ゆっくりドアを開けると、中には
八谷茜が座っていた。

「こんにちは、めいさん。
そこにでも適当に腰掛けて」

言われた通りに近くのソファーに
腰を下ろす。

「実はね、今メイド選手権をやるでしょ?
でも私あなたにぜひやってもらいたいの」

「あたし…にですか?」

「えぇ、あなたさえいいのなら
なんだって用意させるわ」

「何でも!?」
< 18 / 90 >

この作品をシェア

pagetop