めめめぃどッ、

「えっ?あ、ごめん…別に嫌いじゃ
ねぇぞ!?」

慌てて訂正する緒里。

「あはっ、そんな緒里があたしは
嫌いじゃないよん」

「な、こいつ〜!!」

照れも隠すようにあたしのほっぺを
少し強めにつねる。

「いた!いたたぁ!!やめろぉ〜」

まるで小学生のようなやり取りを
しているうちに先生が来てしまった。

「…と言うわけだ、それじゃさっそく
席替えでもするか」

周りではキャッキャ騒ぐ女子生徒や
ため息をつく男子もいた。

「ほれ、男女同じ番号の奴同士隣
だからなぁ」
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