時を越えて
『あおいちゃんだね。今日からよろしく』
優しい顔をした運転手のおじさんがニコッと笑ってくれた。

バスの二列目くらいの一人席に座った。


すると後ろから一人の女の子がやってきた。
『あおいちゃん!同じバスだね!』
「みさちゃん!」
隣の小学校で同じ学年のみさちゃん。
スイミングスクールで仲良くなって同じ級の子。


いつの間にかバスは走りだしていた。



――――運命の始まり。
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