時を越えて
その日の練習は早く感じられ、また帰りのバスに乗った。


それからしばらくして亮介がバスに乗ってきた。
亮介が前の席から後ろを向いて話しかけてきた。

『ねぇねえ名前何?俺は亮介!』
「あおい…」
『あおいちゃんかー。何年生?』
「2年生だよ。」
『え!?一緒?いいな。身長大きいね。』

確かに亮介は私より小さかった。
話したのはそれだけ。練習に疲れてすぐに寝てしまったから。
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