意地悪王子とチビ姫


「そういえば、南野が陽菜を探してたぞ?」



「あぁ………」



そりゃ、探してるだろうね。



だってみんなのまえでキレたんだもんあたし。



「今はいいのっ」



「なんで?」



「ま、大人の事情ってやつ?」



「なんだそれ…」



あたしは笑った。



ひたすら笑った。



どんどん好きになっていく優斗と………
< 160 / 201 >

この作品をシェア

pagetop