意地悪王子とチビ姫


気づくとあたしはベランダにいた。



また夕日があたしを照らしていた。



それを黙って見ていると、右隣りから誰かの気配がした。



「優斗?」



「うわっ!!びっくりした!驚かすなよ!」



「…………」



あたしの態度の異変に気づいたのか優斗はこっちを見てくる。
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