意地悪王子とチビ姫


優斗がこっちのベランダに飛び込んできた。



「えっ??」



驚くあたしに優斗は近づき……



優しくあたしを抱きしめた。



「ゆう……と………???」



「ばーか」



「へ??」



いきなり馬鹿といわれびっくりするあたし。



「ったく、お前ほんとに世話の焼ける奴だなぁ」



嫌みをいいながら優しく抱きしめてくれる優斗。



あたしはまた涙を流した。
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