意地悪王子とチビ姫


「ごめんね……」



花が泣き出した。



「ごめんね……ホントは、ホントは、好きじゃない…の」




「もういいよ。知ってるから」



あたしは笑っていった。



花はその笑顔をみて安心したのか、また涙を流した。
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