『鬼母』〜小さな光が消えるとき〜

毎日毎日ただ泣くだけ

何をしても泣き止まない。

抱っこした。

泣き止んだ

すぐおろしたら

また泣き出した。


頭がおかしくなりそうだ

「ふぇ〜ん…ふぇ」

思わず
口を手で塞いだ。


ふっと思った。

このまま、手を離さなかったら?
死んじゃうかなぁ…


その日から、
あたしの虐待が始まった。
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