『鬼母』〜小さな光が消えるとき〜

「ほらっ、早くたべなよ」

赤ちゃんだった、芽唯は一歳を過ぎた。

必死で顔ベチャベチャにしながら手掴みで頬張る

そんな姿を見ると、イライラする。

一度も可愛いなんて思った事なんてない。

芽唯は、そんなあたしなのに…
すり寄ってくる。
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